ヒョンデ、インターブランドの「Best Global Brands 2026」で総合29位に浮上、自動車ブランド部門では第4位へ躍進

  • ブランド価値は前年比2%増の250億米ドルに達し、17年連続の成長を記録
  • 「Palisade(パリセード)」が「2026北米ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー(2026 North American Utility Vehicle of the Year™)」を受賞したほか、「IONIQ 9(アイオニック ナイン)」が世界トップクラスの安全性評価を獲得
  • ヒョンデがフィジカルAIおよびロボティクス分野でのリーダーシップを推進する中、グループ傘下のボストン・ダイナミクスのロボット「Atlas(アトラス)」がCNETグループの「Best of CES 2026」でベストロボット賞を受賞
  • 「FIFAワールドカップ 2026™」のパートナーシップやカンヌライオンズでの2年連続グランプリ受賞が、ヒョンデのグローバルなスポーツ・カルチャーマーケティングを象徴

2026年10月28日 ソウル発 - ヒョンデ(Hyundai Motor Company)は本日、インターブランド(Interbrand)が発表した「Best Global Brands 2026」レポートにおいて、ブランド価値が250億米ドルに達し、総合29位にランクインしました。また、自動車ブランド部門においては2025年の6位から2つ順位を上げて4位に浮上し、17年連続でのブランド価値成長を達成しました。

ヒョンデの継続的な躍進は、モビリティ製品ラインナップの絶え間ない強化、フィジカルAIやSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)といった将来の成長エンジンの確保に向けた進展、そして世界規模の主要スポーツイベントやクリエイティブなキャンペーンを通じたファンやオーディエンスとの深いエンゲージメントを反映しています。

「17年連続でのブランド価値の成長は、ヒョンデを選んでくださったお客様、そしてその信頼を勝ち取ってきたチームやディーラーパートナーの皆様のおかげです。自動車ブランドの中で4位に躍進したことは、当社の現在の製品の強さと、SDVやフィジカルAIといった次世代に向けて構築している技術の両方を反映しています。」 — ホセ・ムニョス(José Muñoz)、ヒョンデ 社長兼CEO

ヒョンデはどのようにモビリティの競争力を強化しているのか?

ヒョンデの製品競争力は、業界の主要な賞を通じて高く評価されました。新型「Palisade(パリセード)」は2026年1月に「2026北米ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー(2026 North American Utility Vehicle of the Year™)」に選出され、電動フラッグシップSUVの「IONIQ 9(アイオニック ナイン)」は「2026 ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WWCOTY)」で「世界最優秀ラージSUV(World’s Best Large SUV)」に選ばれました。さらに世界的な安全性評価も相次ぎ、2026年型「IONIQ 9」は米国道路安全保険協会(IIHS)の「2026 TOP SAFETY PICK+」(米国モデルのみ対象)および欧州の自動車安全評価「Euro NCAP」の最高安全評価を獲得しました。

「TUCSON Hybrid(ツーソン ハイブリッド)」は、世界の電動車販売の成長を牽引する主要モデルとして、ヒョンデの製品競争力をさらに強化しました。同モデルは2025年におけるヒョンデのハイブリッド車販売の拡大を後押しし、2026年第1四半期における四半期ベースで過去最高となるハイブリッド車販売実績に貢献しました。この勢いを背景に、同社は先日、次世代ハイブリッドシステムを搭載した新型「TUCSON」を発表し、世界のSUV市場における競争力を一段と高めています。

2025年通年において、ヒョンデは世界で前年比27%増となる96万1,812台の電動車(EV:27万5,669台、HEV:63万4,990台を含む)を販売しました。2026年第1四半期の電動車販売台数は前年同期比14.2%増の24万2,612台となり、世界販売全体に占める電動車の割合は24.9%、HEVの割合は17.8%に達し、いずれも四半期として過去最高を記録しました。

ヒョンデはフィジカルAIやSDVといった将来の成長エンジンをどのように確保しているのか?

ヒョンデは、フィジカルAIおよびロボティクス分野におけるリーダーシップをさらに確立しました。2026年1月、ヒョンデ・モーター・グループ(現代自動車グループ)は、人間中心のAIロボティクス戦略と中長期的な商用化ロードマップを発表するとともに、フィジカルAIとロボティクスに関するグループのビジョンを推進するための技術を披露しました。

2026年9月には、ロボティクス・メタプラント・アプリケーション・センター(RMAC)にて「Atlas®(アトラス)」のトレーニングの様子を公開し、2028年から開始予定の「ヒョンデ・モーター・グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)」への実戦配備に向けた準備を前進させました。また、NVIDIA(エヌビディア)との戦略的パートナーシップも継続的に強化しており、セマングム(Saemangeum)データセンターなど、フィジカルAIに基づくグループ全体の製造イノベーションに貢献しています。

グループのロボット技術は数々の賞を受賞しており、「Atlas」がCNETグループの「Best of CES 2026」でベストロボット賞(Best Robot award)を受賞したほか、Robotics LABの「MobED(モベッド)」が「CES 2026 最優秀イノベーション賞(Best of Innovation Award)」を受賞しました。「MobED」はさらに、2026年5月にドイツの「レッド・ドット・デザイン賞:プロダクトデザイン部門(Red Dot Award: Product Design)」を受賞し、同グループのロボティクス技術とデザインの競争力を印象づけました。

また、自動運転合弁会社のMotional(モーショナル)を通じて自動運転モビリティの青写真も着実に前進させており、2026年3月にはラスベガスで「IONIQ 5」ロボタクシーのパイロットサービスを開始し、レベル4自動運転モビリティの商用化に向けた基盤を築きました。

さらに、ヒョンデ・モーター・グループは2025年初頭にソフトウェアブランド「Pleos(プレオス)」を発表し、自動運転およびSDVへの移行を加速させています。2026年には「Pleos Connect」の量産バージョンを公開し、5月に韓国で発売された「The New Grandeur(新型グレンジャー)」への初搭載を皮切りに、世界市場へ段階的に展開しています。グループは2030年までに約2,000万台の車両に「Pleos Connect」を搭載する計画です。

ヒョンデはグローバルなスポーツおよびカルチャーマーケティングを通じて、どのようにブランド価値を拡大しているのか?

ヒョンデは、「FIFAワールドカップ 2026™」の公式パートナーシップを通じて、グローバルブランドの地位をさらに高めました。1999年以来27年間にわたりFIFAのパートナーを務めるヒョンデは、同大会に過去最大規模の公式車両フリートを提供するとともに、ブランド親和性を最大化するため、次世代のサッカーとモビリティの未来を網羅したワールドカップ・ブランドキャンペーン「Next Starts Now」を展開しました。

また、主要地域における大規模なスポーツパートナーシップを通じても影響力を強化しました。2025年12月にはインドおよび世界中のクリケットファンの間でブランド認知度を高めるため、国際クリケット評議会(ICC)の最上位プレミアパートナーに復帰したほか、南米最高峰のサッカー大会である「CONMEBOLリベルタドーレス」の公式スポンサーを務め、中南米全域でのブランド親和性を強化しています。

カルチャーマーケティングの面では、2026年6月に開催された「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」において、キャンペーン「Coquí Alarmed」がオーディオ&ラジオ(Audio & Radio)部門でグランプリを受賞し、2025年の「Night Fishing」の成功に続き、2年連続のグランプリ受賞を果たしました。さらに、企業の社会的責任(CSR)の取り組みにおいても高い評価を受け続けており、「Tree Correspondents」の成功を基盤に、2026年には「Forests Without Names」などのキャンペーンでさらなる栄誉を獲得しました。

インターブランドの「Best Global Brands」レポートとは何か、そしてヒョンデにとってどのような意味を持つのか?

インターブランドの「Best Global Brands」レポートは、世界で最も権威のあるブランド価値評価の一つとされています。インターブランドは毎年、世界の主要ブランドを以下の3つの側面から評価しています。

  1. 財務分析(Financial Analysis):ブランドが生み出す財務実績を測定
  2. ブランドの役割(Role of Brand):購買決定においてブランドが寄与する割合を測定
  3. ブランド強度(Brand Strength):中長期的にブランドの影響力を拡大するためのロイヤルティを構築する能力を評価

「今年、ヒョンデはAIロボティクス戦略を発表し、ブランド領域をフィジカルAIへと拡張しました。ロボティクスと電動化において目に見える競争力を証明したことで、ブランド価値成長の主要な原動力となるブランドの独自性と信頼を強化しました。」 — Jihun Moon、インターブランド・グループ グローバル・マネージング・パートナー

引用・翻訳元:https://www.hyundainews.com/releases/hyundai-motor-rises-to-no-29-in-interbrands-best-global-brands-2026-moves-up-to-fourth-among-automotive-brands

EVryのまとめ

Best Global Brands 2026の自動車部門で4位というのは昨年の6位から大きな飛躍といえるのではないでしょうか。

なお、インターブランドの公式サイトを確認したところ、以下の通りでした。

  • 1位:トヨタ
  • 2位:メルセデスベンツ
  • 3位:BMW
  • 4位:Hyundai(ヒョンデ)
  • 5位:ホンダ
  • 6位:TESLA
  • 7位:フェラーリ
  • 8位:AUDI
  • 9位:Porsche
  • 10位:フォルクスワーゲン

今後もより魅力的なプロダクトを生み出し、より高い順位を目指してもらいたいと感じます。