こんにちは、浅本です。
先日、 Hyundai INSTER Loungeを一泊二日お借りし、100kmほど走行しましたので、
Hyundai IONIQ5(電気自動車)のオーナーから見て、直近BYD RACCOも試した筆者から見て、このBEV(電気自動車)はどのように感じたのかをレポートしていきます。
エクステリア
軽自動車よりは大きいけれど、とてもコンパクトな5ナンバーの電気自動車です。
可愛らしさとアクティブな雰囲気を感じるデザインですね。







このキャラクターも可愛らしいですよね。

ハザードやウィンカーはこの部分が光ります。
ヒョンデロゴの左右がポジションライトかと思いきや、この部分がウィンカー / ハザードランプの役割のようですね。


ちょっとヒョンデロゴの左右が光らないのは勿体無い気がします…。
インテリア
明るい内装を選ぶことができるのはとても嬉しいポイントです。
黒内装が苦手な方も少なくないと思います。


ガラスルーフのカバーは手動開閉式です。
このガラスルーフ自体は電動で開閉も可能で、その気持ち良い空気を上部から取り込むこともできます。
IONIQ5にもないこの機能は家族からも好評でした。


Apple CarPlayやAndroid Autoのナビに頼らずとも、ナビも搭載しています。
適度のボタンもあって非常に使いやすいです。IONIQ5オーナーなら全く違和感がないかと思います。
ハンドルのボタン類はccNC世代のヒョンデ車両と同様の配置。
運転席周りは足元にAC100のコンセントもあり、V2Lも利用できます。

座席を倒すとかなり広々した空間です。

なんと運転席まで倒せます。

チャイルドシートさえ付けていなければ、すぐにフルフラットな空間を作ることができます。

後部座席です。

後部座席にもTypeCの充電ポートがあります。

後席もドアが大きく開きますので、チャイルドシートの乗せ下ろし、お子さんの乗せ下ろしも簡単です。

※ 写真撮影時、チャイルドシートは仮置きで固定していません

INSTERは夜もカッコいいですね!
充電とV2H、V2L
V2H
こちらは大満足な結果となりました。
先日、BYDのRACCOでは2.5kW止まりでしたが、Hyundai INSTERでは問題なく、6.1kWでも放電することができました。
また、しっかりとV2X実行中の画面となり、しっかり対応しているという印象です。
V2Hに関してはやはりIONIQ5よりもバッテリーの減りが緩やかで良いですね。

筆者の自宅ではニチコン社のVSG3シリーズを使用しています。

V2L

V2Lももちろん対応しています。
例えば、UCC DRIP PODのようなコーヒーメーカーで淹れたてのコーヒーを楽しむこともできますし、
停電時に冷蔵庫の電気だけはカバーするなんてことも叶います。
V2LはV2Hと比べると使える電力量も小さいので、バッテリーはほとんど減りません。
動く蓄電池というイメージでキャンプ、旅先、災害時などに大活躍です。
急速充電
DMM EV ON
Hyundai IONIQ5では50kWを92%までずっと維持し続けるDMM社の充電器を試してみました。
残念ながらHyundai INSTERの場合、50kWは出ず、最大40.46kWでした。
とはいえ、BYD RACCOでは30.88kWでしたから、INSTERの方がより安価に充電できると言えますね。


ENEOS Charge Plus(ニチコン製 50kW充電器)
Hyundai IONIQ5では50kWを92%までずっと維持し続けるニチコン製の充電器を試してみました。
残念ながらHyundai INSTERの場合、50kWは出ず、最大39.7kWでした。


e-Mobility Power(新電元工業製 50kW充電器)
IONIQ5ではあまり利用しない、新電元工業製の充電器を試してみました。
Hyundai INSTERでは37.9kWほどで充電。
INSTERは50kW機では40kW前後で充電できるということを確認できました。


e-Mobility Power(ABB製 90kW充電器)
Hyundai IONIQ5でよく充電する充電器です。IONIQ5では充電器側の15分ブースト中は81kW、残りは50kWになります。
INSTERではブースト中は66.7kWで充電することができました。


e-Mobility Power(ニチコン製 90kW充電器)
IONIQ5では充電器側の15分ブースト中は81kW、残りは50kWになります。
INSTERではブースト中は67.7kWで充電することができました。


ブーストが終わっても45.3kWで充電できており、50kW機よりも高い数値です。
INSTERなら90kW機を選びたいですね。

80%後半では19.5kW前後での充電となってしまいましたので、80%ほどで充電は終えて、残りは普通充電がオススメです。

走行レポート
今回は首都高や一般道などを含めて、100kmほど走行してまいりました。
この車はヒョンデのIONIQ5と同じように気持ちよく運転できる車にも関わらず、コンパクトなのであらゆる道を走るのが非常に快適です。
遮音性や振動こそ、IONIQ5と比べると大きいですが、車の価格を考えれば十分という感想です。
電気自動車らしいトルクの大きさは気持ちよく楽しいドライブにリンクします。

ヒョンデの車両ではお馴染みの車線の中央をキープしてくれる機能とワンペダルドライブのi-Pedalが下道でも快適なドライブを提供してくれます。
一度この快適さに慣れてしまうと他の車を運転するのが大変です。

軽ハイトワゴンだとバックミラーが目線から離れた上部にあるので、頻繁に後ろを見ようと思うのと視線を運ぶのに疲れてしまいますが、IONIQ5もINSTERも目線の中にバックミラーがあるので、スムーズに左右や後ろの確認ができます。
運転のしやすさ、疲れにくさには何も不満がありません。大満足です。
ハンドル、アクセル、ブレーキ、ミラー等、車として当たり前のところも造りがしっかりしています。
視界も全く問題ありませんでした。

高速道路でも合流だって余裕です。
車はそんなに頑張っている雰囲気も感じません。まだまだ余裕という雰囲気。
カーブももちろん快適。背が低く、横幅も軽自動車よりあるので、不安に感じるシーンはなかなかありません。

後席からの景色はこんな感じです。明るくて、窮屈な感じがしないのも良いですね。
正直今回試してみるまでは結局はコンパクトカーなんだし、価格差もIONIQ5と比べたら結構あるし、
それ相応なのではないかと思っていましたが、これは想像以上に相当楽しい車ですね。
安全性
これは残念ながらEuro NCAPで星4つ。
ただし、動画を見ていただくと分かると思いますが、一般的な軽自動車と比較すると十分な安全性かと思います。
INSTERは韓国では軽車に分類される車ですから、それを踏まえると十分安全性も考慮されていると考えられます。
例えば、同じEuro NCAPで他社で星4つといえば、こういった車があります。
それらを踏まえるとそこまで悪いわけではありません。
まとめ(オススメ度: )
航続距離が458kmもあり、軽自動車のEVとはレベル違いですが、価格は補助金を考慮せず300万円台のヒョンデ INSTER。
なんと最安グレードなら284万円で購入できます。
このコンパクトさは必要十分という感じで、軽自動車ではなくてもいいんじゃないかと感じさせてくれるもの。
ガソリン車では税金等の面で軽自動車を選ぶ方も多かったと思いますが、EVなら税金面もお得ですから、軽にこだわる必要もないかと。
スライドドアこそありませんが、コンパクトだから商業施設で子どもをチャイルドシートから下ろすのも不便しませんでした。
ドアを大きく開けることもできるので、とても便利です。
充電性能やV2Hで見ても、軽EVよりもINSTERがオススメです。
もっと売れていい、もっと目立っていいポテンシャルをもった良いプロダクトです。

