こんにちは、浅本(@asa_mo_n)です。
このたび、韓国にてHyundai IONIQ 9(ヒョンデ アイオニック 9)の最上位モデルであるカリグラフィーに試乗させていただく機会をございましたので、試乗レポートをさせていただきます。
まず、今回の試乗を通して、IONIQ 5以上に非常に魅力的な車に仕上がっており、BEVの6人乗りSUVとしてはかなり魅力的な選択肢になると思いますので、ぜひ日本でも発売いただきたいと強く感じました。
エクステリアのご紹介
詳細は以前にも内外装紹介をさせていただいておりますので、そちらをご覧ください。






インテリアのご紹介


ハンドルが電動式になりました。


ピラー部の素材感が非常によくなりました。

アクセルはオルガン式となり、白い靴でも汚れにくくなった気がします。

運転席ドアに実はマッサージ機能のボタンがありました…!
シートメモリーの上部です。

このあたりのボタン類も操作しやすくて良いですね。

指紋認証が追加され、ドライブモードはこちらに移動となりました。




こちらのボタンを押すと↓のようにシートが倒れ、前に出すことができます。


3列目も十分に広い空間です。
走行レポート

まず、サイズがIONIQ 5と比べて大きくなっているにも関わらず、加速力やトルクは更にパワフルになりました。
車両の重さや大きさを感じさせず、大変魅力的です。
トルクは700 Nm、システム最高出力は435馬力、0-100km/h 加速が約4.9秒と内燃機関車であればV8エンジンを積んだ高級スポーツSUV相当です。
ハンドルも適度に軽く、あらゆる方にとって運転しやすい車であると感じました。
EVだからこそ実現しているドライブ体験ではありますが、EVとしてではなく、6人乗りSUVというカテゴリでみた際にもなかなか他に選択肢がない完成度の高さで日本で購入を検討している中で試乗をすれば即決してしまうのではないかというレベルです。

IONIQ 5では実現されていなかった細かな部分がIONIQ 9では非常に充実しており、所有する喜びを強く感じる車であると感じました。思わず金額差以上の圧倒的な進化に笑みが溢れます。
例えばピラー部分や天井の質感です。IONIQ 9ではアルカンターラのような素材が使われており高級感があります。
ハンドルも電動操作式で乗り降りも楽々ですし、ポジションを記録しておけば、ゼログラビティシートでリラックスする際も邪魔にならないようにしやすいですよね。
IONIQ 5ではサンバイザーを開けたところのミラーを開けた際にライトがつかないのも個人的には少し残念に思っていましたが、IONIQ 9ではもちろん問題ありません。ミラーを開ければライトがつきます。
車内でウェブミーティングをする際にもUSB PD 100Wポートが各席に設置されているので非常に便利です。
質感、機能性、どれをとってもIONIQ 5とは別格です。
IONIQ 9の最上位グレードがIONIQ 5の最上位グレードと比較して300万円の差というのは個人的に安いと感じます。
それくらい高級車といえる仕上がりになっていると感じました。

ワンペダルドライブのブレーキはIONIQ5やKONA、INSTERと比較して別格の滑らかさで
運転技術が上手くなったように感じさせるレベルのものでした。
新型NEXO同等にi-Pedalは非常に進化しています。

走り出して様々な道路を走行させていただくと、もちろん車通りが多く、一般的には静粛さを感じられないような環境でも非常に静かな車内空間を実現されていました。
これはペアガラス等のハードウェアによる静粛性ももちろんですが、メディアを楽しむためにも搭載されているスピーカーを用いたノイズキャンセル技術によって実現されているとのことでした。

ミニバンで感じる不安定さ、フワッとした感じ、無理をさせられない雰囲気が全くありません。
私も子どもが2人いますが、そういったファミリーにこそ、ミニバンではなく6人乗りSUVが適切であると感じます。
スライドドアの利便性以上に安全性を重視したいからです。
運転していて不安に思う要素はできるだけ減らしたい。これが親としての気持ちなのではないでしょうか。
IONIQ 9は衝突安全性能も非常に優れています。
後席にも乗せていただきました。

キャプテンシートでマッサージ機能もついており、快適です。
マッサージ機能はSTARIA Limousine Electricやアルファード Exective Loungeの方が優れています。
指圧のようなタイプではなく、ただバイブするような印象のマッサージだからです。
IONIQ 9は運転席にもマッサージ機能がありますが、こちらの方がエア感があって優れていると感じました。
広さも申し分なく、快適そのものです。
2列目だけでなく、3列目にもISOFIXがあり、お子さんが多いご家庭でも安心です。
アルファード Exective Loungeではキャプテンシートが包み込むような重厚なシートのため、
子育て世帯ではチャイルドシートを装着しづらいです。IONIQ 9であれば問題なく、チャイルドシートも装着できそうでした。

2列目、3列目を倒すとこのような形です。広々していて、車中泊も快適かと思いますし、荷物の多い移動も問題ありません。

リアから撮影した全体の雰囲気はこのような感じです。
カメラはフルサイズ換算で34mmという画角。ラゲッジルームは3列目を使用している際でも約338L。
3列目を倒せば、約908Lという収納力です。
私たち家族の場合、東京大阪間の移動は4人なので、3列目を格納し荷物をたくさん乗せて、
大阪では祖父母も同乗するので3列目を使うけれど特別荷物が乗らなくても不便しないという形でアルファードを運用していました。
これは多くの地方出身首都圏在住者に多い利用シーンかと思っており、
そういった場合にはIONIQ 9は問題なく活躍してくれるでしょう。
話は変わりますが、
スピーカーの音質も試聴させていただきました。

今回は普段 IONIQ 5やアルファード Exective Loungeで音楽を聴く際と同様に、
有線でApple CarPlayに接続してApple Music(設定は最高音質)で再生させていただきました。
今回確認したのはCNBLUE , BLACKPINK, LUCY, HANROROと様々なジャンルの曲です。
圧倒的な音質と音圧の違いに感動しました。
ヒョンデさんとしてはやはりフラッグシップモデルとして出されたIONIQ 9ということもあり、スピーカーの音質は日本国内では販売されていないモデル含めて最も良いものであるとおっしゃられていました。
CNBLUEのようなロックバンドの曲ではバランスよく楽器の音とボーカルの声を聴くことができ、
ドラムの低音も適切なレベルで気持ちよく味わうことができました。
BLACKPINKの「JUMP」のようなKPOPらしいリズミカルかつ電子的なサウンドも自然かつテンポ良い音で楽しむことができます。
どこかの音域に特性があるようなスピーカーではなくバランスよくチューニングされているからこそ、
オールマイティに様々な曲を楽しめるといった印象です。
LUCYはバイオリンを取り入れたバンドというのが特徴的で、このバイオリンの音をどれだけ美しく再生できるのか、ドラムやボーカルの声が入った際に音空間をしっかり表現できるのかを確認する目的で再生しました。
結果としては解像度こそ及第点ではあるものの音の再現性や音空間に関しては問題なく素晴らしいものでした。
HANROROはバラード曲かつ女性ボーカルにおける表現性を確認する目的で再生しました。
声の伸びはもちろん、アーティストの魅力をしっかりと表現できていました。バラード曲も女性シンガーソングライターの曲もIONIQ9のサウンドシステムであれば気持ちよく楽しめるでしょう。
編集部まとめ
今回は日本での発売が噂されている Hyundai IONIQ 9(ヒョンデ アイオニック 9)に、
ヒョンデさんにご協力いただき試乗させていただきました。
筆者が所有する IONIQ 5も非常に満足度が高く愛用しておりますが、
走行性能はもちろんのこと、乗り心地、質感、機能性の全てにおいて IONIQ 9が優れており、さすがヒョンデのフラッグシップモデルという印象でした。
誰もが運転しやすく、アルファード Executive Loungeクラスの車に求められるような質感や装備を備え、安全性にこだわったSUVという印象で、間違いなくIONIQシリーズで最も満足度の高い車といえるのではないでしょうか。
ミニバンBEVのSTARIA Electricとはまた違ったニーズで、6人乗りフラッグシップSUV「IONIQ 9」は日本市場でも選ばれるのではないでしょうか。
ぜひ、Hyundai IONIQ 9(ヒョンデ アイオニック 9)の日本導入を期待したいところです。
撮影機材:OM-SYSTEM OM-1 MarkⅡ / SONY α7Ⅳ / DJI ACTION 5 Pro
撮影場所:Hyundai Motor Studio Seoul
