こんにちは、浅本です。
今回は筆者のIONIQ 5のメンテナンスに際して、KONA Loungeを1週間お借りできましたので体験レポートをしてまいります。
エクステリアのご紹介


万人受けするカッコいいデザインという印象。
個性的なデザインのIONIQ5とは違った魅力があります。

充電口は前面にあります。商業施設の充電設備では前面にある方が便利なケースもありますが、自宅のV2Hや充電設備ではやはり後部にあった方が便利です。

SUVらしいフォルムです。

ホイールのデザインも凝っている印象でカッコいいです。

見た目からはスペック上のコンパクトさを感じさせない印象です。


KONAもしっかりフロントトランクがあります。
人によって色々な使い方ができるので、あると結構便利です。


トランクはSUV型ということもあり、IONIQ 5よりも高さがあっても大丈夫な印象でした。
筆者はIONIQ 5に荷物を詰め込んで閉まらないことが多々あります…。

床下にはさらに収納スペースがあります。
インテリアのご紹介


エアコン操作など、IONIQ5と違う部分はありますが、同じ箇所も多いです。
インフォテインメントシステムなども簡易化されるどころか、IONIQ 5 2022年モデルより最新のシステムを備えています。
KONAに搭載されているのはccNCと言われるシステムで、ARナビが使えたり、Apple CarPlayなどでCOCCHiなどカーナビアプリを使用すると運転席前の速度メーターやヘッドアップディスプレイにも右左折の情報などが表示され便利です。
現行型のIONIQ 5や新型NEXOも同様にccNCを搭載しています。

このタイミングでは電費が4.1km/kWhとなっていますが、平均的にIONIQ 5 2022年型よりも電費が良い印象で、8.0〜11.0km/kWhを表示することが多かったです。

ccNCではナビを見ながら車のバードビューを表示することも可能です。

KONAの価格帯でもシートヒーターだけでなく、シートベンチレーションも搭載しています。

シフトノブはヒョンデのいつもの方式。これはすごく使いやすくて分かりやすいです。

ヒョンデは右ウィンカーなので、日本車同様の感覚で乗車することが可能です。

KONAはLoungeグレードで金属ペダルプレートを備えています。
IONIQ 5ではLoungeでもAWDのみ搭載で、RWDには非搭載のため、非常に魅力的に感じました。


IONIQ 5のように全面ガラスルーフではありませんが、運転席上部にサンルーフがあり、ガラスを開けることも可能です。
サンルーフを開けるだけで開放感がとてもあります。

後席は車の全長が短めということもあり、それほど広くありません。
しかし普段お一人で運転される場合や基本的にはお二人で乗られる方には十分な広さといえるでしょう。

エアコン吹き出し口やコンセント、USBは後席にもあります。
走行レポート
今回はIONIQ 5のメンテナンス中に代車として約1週間お借りし、静岡〜東京、普段走行している環七通り、北千住駅周辺、西新井〜みなとみらい、西新井〜北新横浜など様々な場所で、様々な時間帯に利用させていただきました。
ヒョンデのBEVですので、基本的にワンペダルドライブや操作性、アクティブクルーズコントロールの挙動はIONIQ 5同様に魅力的なものです。
ただし、違いもあり、ワンペダルドライブでは停車時にゆるやかに足を離しても最後に少しだけ前に出てしまう感覚があります。その際にカックンブレーキになりがちなのですが、IONIQ 5では起きない挙動で気になるポイントでした。
これは何となく理由がわかる部分もあり、IONIQ 5 2022年モデルではワンペダルドライブで停車してもホールドされません。オートホールド機能を利用し、ワンペダルドライブ停車後にブレーキペダルを一度踏み、オートホールドを作動させる必要があります。
この動作をKONAはアクセルペダルから離すだけで自動で行なってくれるので、カックンブレーキになってしまうのではないかと仮説を立てています。
操作のステップが減るという理由でユーザー操作方法としてはKONAが好きですが、振動の少なさなどはIONIQ 5がやはり魅力的。これはccNCからできるようになった動作かもしれないので、新型IONIQ 5での動作も確認したいと思います。

ARナビはすごく魅力的に感じていましたが、乗ってみると2Dマップの方が見やすいですね…。
慣れの問題もあるかもしれませんが、慣れるまではなかなか時間がかかりそうです。

ナビのデザインは純正ナビが好きですが、やはり案内してほしい道はCOCCHiの方が良い道を提案していただけるので、CarPlayを利用しがちですね…。
ccNCからPleosに世代が変わることでGoogle Mapsベースになるという情報も目にしているので、それであれば今よりは使い勝手が向上するのではと楽しみにしています。

KONAはIONIQ 5と比べると出発時の挙動がとてもソフトです。
IONIQ 5のノーマルモードに近づけるには、KONAではスポーツモードにする必要があります。
IONIQ 5のあのレスポンスが好みな筆者は基本スポーツモードを利用していましたが、いつも通り気持ち良いドライブができました。
ヒョンデのお馴染みのUXで中距離走行も短距離走行も、どんな速度帯でも気持ちよく走ることができます。
静岡から帰る際の峠道でも不安な挙動はなく、快適そのものでした。

しかしながら気になる点もありました。
個体差なのかどうかは分かりませんが、フロントのタイヤ付近や運転席から軋むような音が聞こえました。
代車ということもあり、様々な人が使うこともあり劣化もあるとは思いますが、総走行距離2万kmにしては足回りやシートの耐久性が気になりました。
そしてヘッドレストの形状がなかなか身体に合わないのもマイナスポイントでした。
基本的にそこまでヘッドレストにうるさくない筆者でも合わないので気になる方も多いかもしれません。

筆者がいつも利用しているコーナンドイト西新井店にあるABBの90kW充電器で充電したところ、温度も日中帯で20度を超えているようなタイミングで30kW〜40kWの間でうろうろしていたので、速度の遅さと安定しない感じはIONIQ 5と比べると残念に思うポイントでした。もちろん、たまたま充電器側に問題があった可能性などもありますので、今回のタイミングにおいて気になったこととご認識ください。
IONIQ 5であれば基本的に充電器側のブースト中(15分間)は81〜80kwで安定して充電できます。
ちなみに、V2Hでは圧倒的にKONAに軍配があがります。
昇圧ロスがないので、充電時はやはり同じ消費電力でKONAが約2倍速で充電できますし、
放電時もKONAの方がロスが少ないようでなかなかバッテリーが減りませんでした。
ヒョンデ車両でV2Hを前提にするならやはりKONAかINSTERにするべきかと思います。
KONAの良かったこと / 微妙だったこと
良かったこと
- エクステリアがカッコよく、個性的ではないので万人受けするデザイン。
- インテリアも価格を考慮すれば必要十分。しっかり必要な装備があり、システムはccNCと現行IONIQ5と同じものを搭載。ARナビは先進感が大いに感じられ、CarPlayでは社外ナビでも速度メーター部分やヘッドアップディスプレイに進行方向等の表示が可能。
- ワンペダルドライブで停止してブレーキを踏まなくてもブレーキランプが点灯した状態かつ、ブレーキをしっかりホールドしてくれる(IONIQ 5 2022年モデルの挙動とは異なる)
- 走行は基本的にソフトな味付けで内燃機関車からの乗り換えでも違和感を感じにくい。
- ドライブモードを変更すればEVユーザーであったとしても快適にドライブ可能。
- 装備や走りは価格以上という印象。この価格でとてもよくまとまっている車両。
- 400VアーキテクチャなのでV2Hとの相性が良い。しっかり使えました。
微妙だったこと
- フロントのタイヤあたりや運転席シートから聞こえた軋むような音が気になりました。今まで色々な車に試乗させていただいたりする中で聞かない音でしたので、足回りに若干の不安を感じました。(お借りした個体の問題の可能性がありますし、購入して発生した場合はCXC横浜等に相談すればしっかりと整備いただけるはずです。)
- 受電性能があまり高くなく、充電安定性がイマイチだった。(複数台・複数メーカーで試せておりませんので、あくまでも普段利用している充電器での結果とご認識ください。)
- 純正ナビを利用中にApple CarPlayで音楽を聴いていると純正ナビが停止し、ホーム画面に戻ってしまう(iPhone Airにて、高い頻度で発生しました。)
さいごに
今回は代車で1週間ほどお借りしていたKONAについてレビューしました。
KONA Loungeは定価が4,895,000円(税込)ですので、IONIQ 5 Loungeと比較すると約100万円安価に購入できます。
認定中古車の場合はこのグレードでも300万円を切るケースもあります。
その価格帯でここまでの装備があり、この走りの気持ちよさや電費の良さが実現されているのはとても魅力的に思います。
安全性を見る指標としてEuro NCAPでは星4つ。
しかし、映像を見る限り、乗員の安全面で不安に思う必要はなさそうです。
しかしながら、車としての完成度の高さや質感でみると個人的には IONIQ 5がオススメです。
あの品質と乗り心地であの価格は破格だと感じています。特に中古であれば尚更です。
では、どんな方にKONAがオススメかというと
- KONAのサイズ感やデザインに魅力を感じられる方
- 普段は車に乗らないので、蓄電池としてV2Hの活用を考えていらっしゃる方(IONIQ 5は800Vアーキテクチャの車両のため、変圧によるロスが大きく、非常時以外での利用は推奨されていません。実際放電はそこまでロスがないように感じますが、充電はかなりロスが大きいです。)
- ICCU問題は絶対に避けたいという方(IONIQ 5は400Vと800Vのマルチに対応し、非常に性能が高い反面でその制御ユニットが予期せず故障する可能性があります。問題が起きた際のヒョンデさんのサポートは手厚く、筆者はそれほど気にしていませんが、それを避けたい方は400VアーキテクチャのKONAやINSTERを選ぶことをオススメします)
ぜひ一度お近くのヒョンデ取り扱い店でIONIQ 5とKONAの乗り比べなど試してみてください!
それぞれ違った魅力を感じていただけるかと思います。

