ヒョンデ、2026年ワールド・カー・アワードで3部門「世界トップ3」に選出 —— 5年連続の快挙、IONIQ 6 Nと新型PALISADEが頂点を狙う

ソウル、2026年3月5日発表

世界29カ国、約100名の有力自動車ジャーナリストによって選ばれる「2026年ワールド・カー・アワード(World Car Awards)」の最終選考結果が発表され、ヒョンデ・モーター・カンパニー(以下、ヒョンデ)が主要3部門で最終候補(トップ3ファイナリスト)に残るという快挙を成し遂げました。

ヒョンデがこの名誉ある賞でファイナリストに選出されるのは、2022年の「IONIQ 5」、2023年の「IONIQ 6」、2024年の「IONIQ 5 N」に続き、これで5年連続となります。本記事では、最終候補に残った3台の魅力と、4月に発表される最終結果に向けた展望を詳しく解説します。


1. ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー:新型パリセード(PALISADE)

最高賞である「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」の最終候補に選ばれたのは、ヒョンデのフラッグシップ3列シートSUV、新型パリセードです。

  • 注目ポイント: 2026年モデルとして全面刷新されたパリセードは、ヒョンデ史上最も豪華な内装と、2.5L ターボハイブリッド・エンジン(最高出力329hp)を搭載。特に、大型SUVでありながら34mpg(約14.5km/L)の低燃費を目指したハイブリッド戦略が、北米や欧州のジャーナリストから高く評価されました。
  • 競合相手: 「BMW iX3」、「日産 LEAF」と競います。強敵揃いですが、パリセードはすでに2026 北米カー・オブ・ザ・イヤー(NACTOY)を受賞しており、本賞とのダブルタイトル獲得に期待がかかっています。

2. ワールド・パフォーマンス・カー:IONIQ 6 N(アイオニック 6 エヌ)

ハイパフォーマンスEV部門のトップ3に選ばれたのは、Nブランドの第2弾EVとなる「IONIQ 6 N」です。

  • 注目ポイント: 84kWhのバッテリーと800Vの急速充電アーキテクチャを誇り、N Grin Boost使用時には最高出力650PS、0-100km/h加速はわずか3.2秒という異次元のパフォーマンスを発揮します。「N e-Shift」による疑似ギアチェンジ体験や、「N Drift Optimizer」など、EVに「運転の楽しさ」を吹き込んだ点が最大の特徴です。
  • 競合相手: 「BMW M2 CS(ガソリン)」、「シボレー コルベット E-Ray(ハイブリッド)」と激突します。「BEV vs ガソリン vs ハイブリッド」というパワートレインの異種格闘技戦において、次世代の走りをどこまで印象づけられるかが鍵となります。

3. ワールド・アーバン・カー:新型ヴェニュー(VENUE)

都市部での利便性を競う部門には、コンパクトSUVの「ヴェニュー」が選出されました。

  • 注目ポイント: 全長約4メートルというコンパクトなボディに、1.6Lエンジンと高効率なIVTを組み合わせたヴェニューは、都市生活者にとっての「究極のコストパフォーマンス」を体現しています。シンプルながらも、衝突被害軽減ブレーキ(FCA)や車線維持支援(LKA)などの最新安全機能を標準装備した点が支持を集めました。
  • 競合相手: 「バオジュン Yep Plus(中国・五菱)」、「Firefly(中国・NIO傘下)」といった新興EV勢と競います。伝統的な自動車メーカーとしての信頼性と使い勝手でどこまで対抗できるか注目です。

引用(翻訳元):Hyundai Newsroom

ヒョンデが示す「マルチパスウェイ」

今回のノミネートで特筆すべきは、ヒョンデが「ピュアEV(IONIQ 6 N)」「ハイブリッド(PALISADE)」「内燃機関(VENUE)」という3つの異なるパワートレインで、それぞれ世界トップクラスの評価を得たことです。

これは、同社が推進する「Progress for Humanity(人類のための進歩)」というビジョンの下、EV一本足打法ではなく、消費者の生活に合わせた多様な選択肢を、すべて「世界最高水準」で提供していることを意味します。

最終結果は、2026年4月1日のニューヨーク国際オートショーで発表されます。 過去にIONIQ 5とIONIQ 6がそれぞれ「3冠(ワールド・カー、EV、デザイン)」を達成したように、2026年もヒョンデが世界を席巻するのか。その瞬間が近づいています。